ファーストサマーウイカがドラマにちょいちょい出ていたが、
初の主演ではないか。
ちょっとやさぐれ感があるが、根っこが優しい役どころがドンピシャ。
私のエレガンス⇨正しくは、アタイのエレガンス
テレ東って、バラエティもドラマも本当に佳作が多い。
目の付け所が絶妙。
マルっとあらすじ
主人公のファーストサマーウイカは、
元スケバンの総長をつとめていたバリバリのヤンキーで、
現在は、トラック運転手。
がさつだが、愛情深くシングルマザーで小学生女子を育てている。
娘の転校先が、ハイレベルな金持ちスクールだった為、
急遽、エレガンス道を追求することに。
エレガンスって何ぞや?
コメディタッチに描かれてるので、
嫌味なママ友の、中山エミリも小気味良く、
ウイカに「エレガンスなファッション、嗜み」を伝授する、
謎のブティックオーナー、草刈民代がピッタリで楽しい。
品の良いファッションのコーディネイトや、靴、バッグなど、
TPOだけでなく、好みもや個性も生かしつつ、
素敵な女性に変身させていくという、サクセスストーリー。
「私のエレガンス」の魅力
劇中では、ココシャネルやヴィヴィアンウエストウッド、エルメスなどなど、
一流デザイナー達の名言と共に、
本当の美とは何か、一緒に考えさせてくれる。
元ヤンで年中ジャージ姿、家中アニマル柄の主人公が、
ファッションと所作を変えただけで、まるで別人になるという、
シンデレラのようなワクワク感が楽しい。
主人公の指導者の、草刈民代の中にとても良いセリフがあった。
主人公が、「ハイヒールが欲しい」と草刈に相談するシーン。
トラック運転手の主人公が履いていた、スニーカーを指して、
草刈「あなたのスニーカーはとてもエレガンスだと思うわ。
あなたに似合ってるし、大切に手入れしてあるわ」
ウイカ 「これは、娘が選んでくれた物だから、
大切に洗って使ってるんだ」
高級な物を身につける、という訳ではなく、
自分に似合う物を大切に扱う気持ちも、その人を作るのだと教えてくれる。
そして、誰かに教えを乞う時に、
素直に聞けるというのは、実に成長著しいことも忘れてはならない。
1話ごとに、ワンピース、ジャケット、ハイヒール、バッグと、
小物を購入しながら、物語は進んでいく。
外見を変化させながら、主人公の心もどう変化してゆくのか。
私のエレガンス道に開眼し、どんな女性に変化してゆくのか。楽しみ。
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