ドラマ マイファミリー 最終話 予想

いよいよ、TBSドラマ 「マイファミリー」が最終回を迎える。

犯人は誰なのか?
犯行の目的は何だったのか?

視聴者を惑わすべく、登場人物全員を怪しく映し出している。

登場人物たちの、宝物とは?

タイトル、マイファミリーだから、「家族の絆」「1番の宝物」をテーマに掲げているとする。
なので、登場人物たちの、一番大切なものを想像してみたい。

まず、二宮和也と多部未華子の宝物は、娘であるトモカちゃん。
友人の賀来賢人と、濱田岳も娘だろうし、松本幸四郎も同様だろう。

「ハルカナ」の共同経営者である、高橋メアリージュンにとっては、会社そのものが宝物かもしれない。
玉木宏にとっては、犯人逮捕の責任感、使命感を強く感じる。

登場人物の中で、大切な物のアピールが足りないのが、

サンドウィッチマン富澤

彼にとっての、かけがえのない物。それが不透明で、描かれていない。
何話だったか、気になるセリフがあった。
玉木宏、鹿児島出身 迫田孝也や、ジャニーズ警官との会話で、
「課長の、子供さんはいくつになられたんですか?」
と、サンドウィッチマン富澤に尋ねた。

「もう20歳を超えてるよ。子供も大きくなったし、あとはカミさんとのんびりしようかな」

このセリフ、いる?

全体の流れから、このセリフだけが、妙な違和感として残っている。
作者が、あえて「普通のマイホームパパ」を演出しているセリフを言わせている、気がしてならない。

犯人の目的

物語の時系列として、まず、濱田岳の娘が誘拐された。これが、今回の黒幕の犯行であることに間違いない。
なぜ、コハルちゃんを誘拐する必要があったのか。

濱田岳に知られず、コハルちゃんを確保する為。
コハルちゃんは、濱田岳の実子ではないのではないか。
友人の、ニノや賀来賢人は皆、子供を呼び捨てにするが、濱田岳だけは「コハルちゃん」と呼ぶ。

犯人が、コハルちゃんを誘拐した理由は何だったのか。
お金? そうじゃない。
しかも、コハルちゃんは、未だ見つかってない。
ということは、コハルちゃんを何らかの理由で、確保する必要があった。


犯行が5年前ということだから、約5年間、今も継続してコハルちゃんを留まらせなければならなかった。
何らかの病気。日本では出来ない医療、つまり海外で行う移植手術が必要なのではないだろうか。

海外での移植手術

濱田岳の妻は、コハルちゃんの病気が発症した際に、ドナー適合の関係で父親である犯人に相談したのではないだろうか。
結果、不適合だった。
妻は、それを濱田岳に言えず、黙っていた。
犯人は、どうしても娘のコハルちゃんの命を救いたかった。自分の娘を助けたかった。

犯人にとってのマイファミリー
それが、コハルちゃん。


その為には、誘拐を装う必要があったのではないか。
お金目的ではなく、とにかくコハルちゃんを海外へ渡航させ、移植の順番を待つことが最重要課題だったのだ。

濱田岳の妻が失踪した理由

濱田岳の妻は、父親である犯人から何も知らされていなかった。
コハルちゃんが誘拐された時点で、何かおかしいと違和感を感じながらも、どうすることも出来ず苦しんでいた。
誘拐の交渉が不成立になり、コハルちゃん事件が尻すぼみになった時点で、犯人である男から真相を聞くこととなる。
コハルちゃんの付き添いも必要だったからだ。

「今、移植の順番を待つために、海外の〇〇病院に入院させている」

それを聞いた妻は、「探さないでください」と置き手紙をして、コハルちゃんの入院する病院へ飛んだ。
違和感なのは、せめて妻の妹であるスズマには知らせて欲しかった。
結果、濱田岳と共謀して他の誘拐に手を染めることになったのだから。

ミサキちゃんのタブレットのファイルは?

第9話で、松本幸四郎娘の、ミサキちゃんと濱田岳娘のコハルちゃんが親友だったと明かされた。
そして、ミサキちゃんは、何らかの秘密を打ち明けられていた。その証拠が、タブレットに保存されているという流れで、タブレットを持っていた多部未華子が誘拐された。

ミサキちゃんを誘拐する理由とは?

ミサキちゃんの持っている情報が、漏れることを恐れた。
1億円を10回にわけて、交渉するという。つまり、チャンスを多く作りたかった。
「タブレットを盗むため」と、ニノが推理していたのが正解なら、タブレットの中身は、コハルちゃんの現状がわかるもの、なのかもしれない。

コハルちゃんは、海外の病院から、かつての親友であるミサキちゃんにメッセージを送った。

コハルちゃんは生きている

しかし、コハルちゃんとの約束を守り、秘密を守っていた。
それを、犯人は抹消したかった、と考えるのが納得いくのではないだろうか。

犯人がコハルちゃんの本当の父親だとしたら

コハルちゃんの父親になり得る登場人物として、一番濃厚なのは、
サンドウィッチマン富澤しか浮かばない。
玉木宏なら、あそこまで執念深く事件究明には動かないだろうし、賀来賢人なら、強く妻を罵倒することもなかったはずだ。

「子供も大きくなったし、あとはカミさんとゆっくりしようかな」
などと、一般の普通のセリフを言わせるあたりが非常に怪しい。

海外での臓器移植手術というのは、億単位のお金が必要らしい。
ドナーを待っている間に、患者の病状は変わる。ドナーの順番も、お金で買えるらしい。
ディズニーランドのファストパスにように、優先順位はお金で買えるというのだ。

犯人がコハルちゃんを誘拐した際には、金銭は取得していない。
5年後、濱田岳を動かして、5億円という大金を盗ませた。

お金が必要になったから

大金を必要とするのは、臓器移植というのが一番納得しやすい。
最終回、犯人は、多部未華子を解放する代わりに、濱田岳の人質要求をする。
犯人は、濱田岳に遭わねばならなかった。
つまり、犯行の理由、そして濱田岳に何かを託さなければならないから。

それこそが、命をとりとめたコハルちゃん

犯人の目的は、コハルちゃんの命を守ることだった。
そのために、ミサキちゃんの命を危険に晒したことで、犯行の責任を取り、事件を結ぶことを決意しているのかもしれない。

物語のテーマである、「試される家族の絆」
犯人もまた、家族の命を守るために奮闘した、という結末だったのではないだろうか。

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